ウォーターサーバーが家にあると、冷たい水や温かいお湯をいつでもすぐに使えます。
「毎回お湯を沸かさなくていいなら便利そう」
「ペットボトルの水を買わなくて済むなら楽かも」
そんな理由から、ウォーターサーバーが気になっている人も多いのではないでしょうか。
一方で、
「毎月いくらかかるの?」
「水が余ったらどうする?」
「本当に自分の家に必要?」
「契約してから後悔しない?」
と不安になる部分もあります。
ウォーターサーバーは、すべての家庭に必要なものではありません。
生活スタイルによっては非常に便利ですが、使い方によっては「ペットボトルや浄水器で十分だった」と感じる可能性もあります。
この記事では、ウォーターサーバーの仕組みからメリット・デメリット、料金、種類、考えておきたいリスクまで順番に解説します。
契約を急ぐのではなく、まずは自分の生活にウォーターサーバーが合っているのかを一緒に確認していきましょう。
参照サイト:ウォーターサーバー情報|MATRIX
ウォーターサーバーとは?
ウォーターサーバーとは、専用の機械から冷水や温水をすぐに出せるサービス・機器のことです。
一般的には、
- 宅配された水ボトルをセットするタイプ
- 自宅の水道水を補充して浄水するタイプ
- 水道管と直接つなぐタイプ
などがあります。
冷蔵庫で水を冷やしたり、ケトルで毎回お湯を沸かしたりしなくても、レバーやボタンを操作するだけで水を使えるのが大きな特徴です。
特に、
「毎日水をよく飲む」
「コーヒーやお茶をよく作る」
「赤ちゃんのミルク作りでお湯を使う」
といった家庭では、日常の小さな手間を減らせる可能性があります。
ただし、ウォーターサーバーを利用すると、水代や電気代などの費用が発生します。
まずは「便利そう」という印象だけでなく、良い部分と不便な部分の両方を知っておきましょう。
ウォーターサーバーを使う6つのメリット
ウォーターサーバーの一番の魅力は、水そのものというよりも水を使うまでの手間を減らせることです。
具体的には、次のようなメリットがあります。
冷たい水をすぐに飲める
ウォーターサーバーなら、冷蔵庫で水を冷やしておく必要がありません。
「水を飲みたい」と思ったとき、そのままコップに注げます。
冷蔵庫に大量のペットボトルを入れておく必要もなくなるため、冷蔵庫のスペースを節約できる場合もあります。
毎日水をよく飲む人ほど、こうした小さな便利さを感じやすいでしょう。
温水をすぐに使える
多くのウォーターサーバーでは、冷水だけでなく温水も使えます。
そのため、
- コーヒー
- お茶
- スープ
- カップ麺
などを作るたびに、毎回お湯を沸かす必要がありません。
「ケトルでお湯が沸くまで数分待つ」という時間がなくなるので、朝の忙しい時間帯などでは特に便利です。
ただし、製品によって温水の温度は異なります。
料理などに使いたい場合は、どの程度の温度まで出せるのか事前に確認しておくと安心です。
ペットボトルを買う手間を減らせる
スーパーやコンビニで2Lのペットボトルを何本も購入すると、持ち帰るだけでも大変です。
特に、
- 車を持っていない
- マンションの上階に住んでいる
- 高齢者だけで暮らしている
といった家庭では、重い水を運ぶことが負担になる場合があります。
宅配型のウォーターサーバーなら水を自宅まで届けてもらえるため、買い物の負担を減らせます。
浄水型であれば、水道水を使うため、そもそも水を購入する頻度を大きく減らせます。
水の保管方法をシンプルにできる
ペットボトルをまとめ買いすると、
「置き場所がない」
という問題が起こることがあります。
ウォーターサーバーの場合も予備ボトルの保管スペースは必要ですが、箱入りのペットボトルを大量に置く生活より管理しやすいと感じる人もいます。
特に浄水型であれば、交換用ボトルそのものがありません。
水の置き場所に困っている家庭なら、検討する価値があります。
災害時の備蓄になる場合がある
宅配型ウォーターサーバーの場合、未開封の水ボトルを自宅に保管していれば、災害時の飲料水として役立つ可能性があります。
日常的に水を消費しながら新しいボトルを補充していくため、
「非常用の水を買ったまま賞味期限を忘れていた」
という状況を防ぎやすいのもメリットです。
ただし、停電時にサーバー本体から水を出せるかどうかは機種によって異なります。
防災目的も兼ねたい場合は、停電時の使用方法まで確認しておきましょう。
水を飲む習慣を作りやすい
ウォーターサーバーが目の前にあることで、以前より水を飲む回数が増える人もいます。
冷蔵庫を開けたり、ペットボトルのキャップを開けたりする必要がなく、すぐに水を飲めるためです。
「仕事中につい水分補給を忘れてしまう」
という人にとっては、生活習慣の面でも便利に感じられるでしょう。
ウォーターサーバーのデメリットも知っておこう
ウォーターサーバーには便利な部分がありますが、もちろん良いことばかりではありません。
契約後に、
「こんなはずじゃなかった」
とならないためには、不便な部分も先に理解しておくことが大切です。
毎月の費用が増える
ウォーターサーバーを使うと、当然ながら固定費が増えます。
料金として考える必要があるのは、水代だけではありません。
場合によっては、
- サーバーレンタル料金
- 電気代
- 配送料
- メンテナンス料金
- 休止手数料
なども発生します。
「水1本○円」という金額だけを見て契約すると、実際の支払い額との違いに驚くことがあります。
契約前には、毎月トータルでどのくらいになるのかを確認しましょう。
サーバーを置くスペースが必要
ウォーターサーバー本体は、それなりの大きさがあります。
床置きタイプであれば、家具を一つ置くくらいのスペースが必要になる場合もあります。
さらに宅配型では、交換用ボトルの保管場所も考えなければなりません。
特にワンルームや1Kなどでは、
「実際に置いたら思った以上に圧迫感があった」
ということもあります。
契約前にサイズを確認して、床にメジャーなどで実際の大きさを再現してみるとイメージしやすいでしょう。
ボトル交換が大変なことがある
宅配型ウォーターサーバーでは、水ボトルを定期的に交換します。
問題になるのが、その重さです。
ボトルをサーバー上部まで持ち上げるタイプの場合、
「思った以上に交換がつらい」
と感じる人もいます。
特に、
- 高齢者
- 腰痛がある人
- 力仕事が苦手な人
は注意が必要です。
最近は足元で交換できるタイプもあるので、ボトル交換に不安がある場合は設置位置まで確認しましょう。
定期配送の水が余ることがある
宅配型の場合、決められた周期で水が届くサービスがあります。
水の使用量が少ない家庭では、
「前回の水がまだ残っているのに次が届いた」
という状態になることがあります。
一人暮らしや日中ほとんど家にいない人は特に注意が必要です。
水の配送を一時的に止められるのか、配送周期を変更できるのかなども確認しておくと安心です。
電気代がかかる
ウォーターサーバーは、冷水を冷やしたり温水を保温したりするため電気を使用します。
そのため、サーバー本体の料金が無料だったとしても、完全に無料で使えるわけではありません。
省エネ機能を搭載した機種もあるので、毎月の費用を抑えたい場合は電気代にも注目しましょう。
ウォーターサーバーにはどのくらいお金がかかる?
ウォーターサーバーの料金を確認するときは、
「月額料金」だけを見るのではなく、支払う可能性がある費用を全部確認する
ことが大切です。
主に考えられるのは次の費用です。
| 費用 | 内容 |
|---|---|
| 水代 | 宅配水を購入する料金 |
| サーバーレンタル料 | 本体を利用するための料金 |
| 電気代 | 冷水・温水を保つための電気料金 |
| 配送料 | 水を配送してもらう料金 |
| メンテナンス料 | サーバーの点検や交換にかかる費用 |
| 休止手数料 | 配送を長期間止めた場合に発生することがある料金 |
| 解約金 | 最低利用期間内などで解約した場合の費用 |
もちろん、すべてのウォーターサーバーでこれらの料金が発生するわけではありません。
レンタル料が無料の代わりに水代がかかるサービスもあれば、月額定額制の浄水型もあります。
そのため比較するときは、
「1か月に結局いくら払うのか」
という視点で考えるのがわかりやすいでしょう。
ウォーターサーバーにはどんな種類がある?
一口にウォーターサーバーといっても、すべて同じ仕組みではありません。
大きく分けると、
- 宅配水型
- 浄水型
の2種類があります。
宅配水型ウォーターサーバー
専用の水ボトルが定期的に自宅へ届き、それをサーバーにセットして使うタイプです。
天然水やRO水など、サービスごとに用意された水を飲めるのが特徴です。
向いているのは、
- 水の味や種類にこだわりたい
- 水道水とは別の水を飲みたい
- 災害時の備蓄水も確保したい
といった人です。
一方で、
- ボトル交換
- 水の受け取り
- ボトルの保管
などが必要になります。
浄水型ウォーターサーバー
自宅の水道水をサーバー内部のフィルターでろ過して使用するタイプです。
ボトルを注文する必要がないため、水の消費量が多い家庭でも使いやすいのが特徴です。
向いているのは、
- 水をたくさん使う
- ボトル交換をしたくない
- 水の配送を待ちたくない
といった人です。
一方で、定期的なフィルター交換や本体の清掃は必要です。
ウォーターサーバー・ペットボトル・浄水器はどれがいい?
ウォーターサーバーを検討していると、
「普通にペットボトルを買えばいいのでは?」
と思うこともあるでしょう。
結論から言えば、どれが一番良いかは生活スタイルによって変わります。
| 方法 | 向いている人 |
|---|---|
| 宅配型ウォーターサーバー | 水の種類や便利さを重視したい |
| 浄水型ウォーターサーバー | 水をたくさん使い、ボトル交換を避けたい |
| ペットボトル | 必要な分だけ購入したい |
| 浄水器 | できるだけシンプルに水道水をろ過したい |
たとえば、一人暮らしで毎日ほとんど家にいないなら、ウォーターサーバーを契約しても水をあまり使わない可能性があります。
逆に家族が多く、
「毎日大量の水を飲む」
「料理にも水を使う」
という家庭なら、ウォーターサーバーの利便性を感じやすくなるでしょう。
大切なのは、
ウォーターサーバーそのものが優れているかではなく、自分の生活に合っているか
で判断することです。
ウォーターサーバーを契約する前に知っておきたいリスク
ウォーターサーバーでは、料金以外にも確認しておきたいポイントがあります。
特に契約後に困りやすい部分を見ていきましょう。
衛生管理が必要
ウォーターサーバーは水を扱う機器なので、定期的な清掃が必要です。
特に、
- 給水口
- 水受け皿
- ボトル接続部分
などは汚れが付着しやすい部分です。
自動クリーニング機能がある機種でも、利用者による日常的な掃除が必要になることがあります。
「契約すれば一切手入れしなくていい」
というわけではありません。
メーカーが案内している清掃方法を確認し、定期的にお手入れしましょう。
温水によるやけどに注意する
温水が出るウォーターサーバーでは、やけどにも注意が必要です。
特に小さな子どもがいる家庭では、子どもが誤って温水レバーを操作しないようにすることが大切です。
チャイルドロック機能が付いている製品も多いので、
「子どもが簡単に解除できない仕組みになっているか」
まで確認しておくと安心です。
水が余る可能性がある
宅配型では、想定していたより水を使わず、未使用ボトルが増えてしまうことがあります。
契約前に、
- 配送周期を変更できるか
- 配送をスキップできるか
- 最低注文数があるか
を確認しておきましょう。
「安いかどうか」だけでなく、自分が無理なく消費できる量なのかを見ることが大切です。
契約期間や解約金があることも
ウォーターサーバーによっては最低利用期間が設定されています。
期間内に解約すると、解約金などが発生する場合があります。
引っ越しやライフスタイルの変化によって、
「もう使わなくなった」
という可能性もあるので、契約時には解約条件まで確認しましょう。
特に、
「キャンペーンで今なら無料」
という部分だけを見て決めないことが重要です。
ウォーターサーバーが向いている人
ここまで読んでも、
「結局、自分には必要なの?」
と迷っている人もいるでしょう。
ウォーターサーバーは、次のような人なら便利さを感じやすいです。
毎日水をよく飲む人
水を頻繁に飲む家庭なら、冷水をすぐに使えるメリットを感じやすくなります。
家族の人数が多いほど、ペットボトルを買ったり冷やしたりする手間も増えるため、ウォーターサーバーの便利さが活きやすくなります。
お茶やコーヒーをよく飲む人
温水をすぐ使えるため、コーヒーやお茶を毎日何度も飲む人にも向いています。
「そのたびにケトルでお湯を沸かしている」
という人なら、生活の小さな手間を減らせるでしょう。
ペットボトルを買うのが大変な人
スーパーから重い水を持ち帰るのが負担になっている人なら、自宅まで水が届く宅配型が便利です。
高齢者だけの家庭や、車を持っていない家庭にも向いています。
赤ちゃんがいる家庭
授乳期間中は、夜中や早朝にミルクを作ることがあります。
必要なときに温水を使えるウォーターサーバーなら、お湯を沸かす手間を減らせます。
ただし、ミルク作りに使用する場合は、使用する水や温度について商品説明や育児上の案内を確認したうえで利用しましょう。
買い物や家事の手間を減らしたい人
ウォーターサーバーの価値は、
「水そのもの」
だけではありません。
水を買う、運ぶ、冷やす、お湯を沸かす。
こうした小さな作業を減らせることにも価値があります。
毎日の手間を少しでも減らしたい人なら、利用を検討しやすいでしょう。
ウォーターサーバーが向いていない人
一方で、次のような人はウォーターサーバーを契約しなくても困らない可能性があります。
水をあまり飲まない人
そもそもの水の消費量が少ない場合、ウォーターサーバーの便利さを十分に活かせません。
特に宅配型では水が余る可能性もあります。
家にいる時間が短い人
仕事や外出で自宅にいる時間が少なければ、利用する機会も少なくなります。
一人暮らしで平日はほとんど家にいない場合などは、ペットボトルや浄水器のほうが管理しやすいケースもあります。
固定費を増やしたくない人
ウォーターサーバーを使えば、水代や電気代などの費用が発生します。
「生活費をできるだけ抑えたい」
という場合は、ウォーターサーバーにこだわる必要はありません。
部屋に置くスペースがない人
サーバー本体に加え、タイプによってはボトルの保管場所も必要です。
無理に設置すると生活動線を邪魔してしまう場合があります。
部屋が狭い人は、契約前に設置場所を具体的に決めておきましょう。
ウォーターサーバーで後悔しないための確認ポイント
ウォーターサーバーを検討するときは、次の項目を確認してから契約すると失敗を減らせます。
毎月いくらかかるか
水代だけではなく、
- レンタル料
- 電気代
- 配送料
- その他の手数料
まで含めて考えます。
どのくらい水を使うか
一人暮らしなのか、家族で使うのかによって必要な水の量は変わります。
現在ペットボトルの水を買っているなら、
「1か月で何Lくらい飲んでいるか」
を確認してみると判断しやすくなります。
サーバーをどこに置くか
契約前に設置予定場所を決めておきましょう。
本体の幅だけでなく、扉の開閉やボトル交換などに必要なスペースも確認します。
ボトル交換は負担にならないか
重いボトルを持ち上げるのが難しい場合は、足元交換タイプや浄水型を検討する方法があります。
水の配送を調整できるか
宅配型なら、
- 配送周期
- スキップ
- 休止
- 最低注文数
などを確認しておきます。
解約条件はどうなっているか
最低利用期間や解約時の費用についても確認しておきましょう。
契約するときより、やめるときの条件のほうが後から問題になりやすい部分です。
ウォーターサーバー選びでは「便利そう」だけで決めない
ウォーターサーバーを見ると、
「家にあったら便利そう」
と感じるかもしれません。
実際、
- 冷水をすぐ飲める
- 温水をすぐ使える
- ペットボトルを買う手間を減らせる
といったメリットがあります。
ただし、その便利さと引き換えに、
- 毎月の費用
- 設置スペース
- 清掃
- ボトル交換
- 契約期間
なども考える必要があります。
そのため、ウォーターサーバーを選ぶときに重要なのは、
「人気だから」「便利そうだから」ではなく、自分の生活で本当に使うか
という視点です。
まとめ|ウォーターサーバーは自分の生活に合うかで判断しよう
ウォーターサーバーは、冷水や温水をすぐに使える便利なサービスです。
水を頻繁に飲む家庭や、コーヒー・お茶をよく飲む人、水を買って運ぶ手間を減らしたい人にとっては、日常生活をかなり楽にしてくれる可能性があります。
一方で、
- 毎月費用がかかる
- 本体を置く場所が必要
- ボトル交換や清掃が必要
- 契約期間や解約条件がある場合がある
といった点もあります。
だからこそ、
「ウォーターサーバーは必要か?」
という問いに、すべての人に共通する答えはありません。
毎月どのくらい水を使うのか。
水を買いに行くことを負担に感じているのか。
冷水や温水をすぐ使えることに、どのくらい価値を感じるのか。
こうした自分の生活を基準に考えてみてください。
その結果、
「毎日の手間を減らせそう」
と思えるならウォーターサーバーを検討する価値があります。
反対に、
「自分ならペットボトルや浄水器で十分」
と感じるなら、無理に契約する必要はありません。
メリットだけではなく、費用や不便な部分まで理解したうえで、契約後の生活を具体的にイメージできるものを選ぶことが、ウォーターサーバーで後悔しないための一番大切なポイントです。